パラリーガルの基礎 事件番号とは?

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パラリーガルの基礎である「事件番号」とは

法律事務所で弁護士が事件を受任した後、
裁判所に事件を申し立て、受理されると事件番号が発番されます。

この事件番号はどんなものかというと、
裁判所名・受理年・符号・連番という形になっています。

裁判所名は、申立てが受理された裁判所の名称で、
符号は事件の種類、受理年は事件が受付けられた年を表しています。

事件の符号は、約200種類ありますが、
代表的なものとしては次のようなものが挙げられます。

<簡裁民事> 少コ:少額訴訟、ロ:督促、ノ:調停
<地裁民事> ワ:通常訴訟、ヨ:保全命令、フ:破産、再:民事再生、
       再ィ:小規模個人再生、ヌ:不動産執行、ル:債権執行、行ウ:行政訴訟
<高裁民事> ネ:控訴、行コ:行政控訴
<家裁>   家:家事審判、家イ:家事調停、少:少年保護

※これらの他、刑事事件や、最高裁での係属事件にも符号はあります

裁判所から電話がかかってくる際には、
「事件番号を申し上げます。平成27年(ワ)第****号~」
などと、事件番号を言われますし、
逆に裁判所に電話をする際も、この事件番号を伝えなければなりません。

すべての符号の意味を覚えておく必要はないかと思いますが、
事件番号の中に組み込まれている符号が事件の種類を表しているということだけでも
まずは覚えておいて下さいね^^


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