就活を強制的に終了させる「オワハラ」にご注意を!

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syuukatsu

皆さま、こんにちは。
普通のOLを法律事務のスペシャリストに変身させる
パラリーガル育成の専門家、高橋慎一です 😛 

今回は、今年の就活のキーワード「オワハラ」について
説明していこうと思います。

 

そもそも「オワハラ」って何だろう?

今年は、アベノミクスの影響で、求人数が回復し、
就活市場は売り手市場に転じています。

そこで問題として急浮上してきたのが「オワハラ」。

「オワハラ」は、
就活終わらせろハラスメント」ないし
就活終われハラスメント」の略です。

優秀な人材を確実に確保しなくてはならない人事担当が、
他の企業に人材が流出してしまうのを防ぐために、
ありとあらゆる手を使って、
就職活動を終わらせるよう嫌がらせをしてくることを言います。

 

「オワハラ」の具体的な手口はどんなもの?

「オワハラ」の手口は、おおまかにいうと3パターンあります。

1.他の会社への辞退の申出を強要する

「他の会社に今ここで辞退の電話をすればあなたに内定をあげます。」
と、他の会社の辞退を条件に内定をほのめかすなどによって、
就活生の就活をその場で終わらせようとしてきます。

2.予定をあえて競合させる

他の会社の面接日を調査してあえてその時間に自社の予定を入れたり、
「研修」の名のもとに長期間拘束して他の企業の面接を入れられなくしたり
といった嫌がらせをして、就活生の就活を妨害します。

3.内定辞退者を脅して辞退を取り消させる

内定辞退を申し出た者に対し、脅迫まがいのことをして、
辞退を取り消させ、併せて他の会社への内定辞退の電話を掛けさせる
という方法によって、就活生が他の会社に流れるのを防ぎます。

 

「オワハラ」は就活時期繰り下げによる現場の混乱が原因

「オワハラ」が発生する原因として考えられるのは、
就活時期繰り下げにより、就活の現場が混乱しているということです。
表向きには8月から選考開始となっていますが、
水面下の選考は、それ以前よりすでに始まっています。

採用担当者にも会社によって課せられた採用ノルマがあり、
ノルマを達成できなかった場合、当然叱責されてしまいます。

採用担当者も必死に人材を囲い込もうとする過程で、
「オワハラ」が発生してしまうと考えられます。

 

「オワハラ」を回避する方法

「オワハラ」を容認するような企業はそもそも遵法精神の無い
ブラック体質」であることが多いため、
「オワハラ」をされた時点で、
辞退をしてしまうのが一番良い方法だと考えられます。

※少なくともその場で電話をさせることは
「強要罪」の構成要件に該当するものと考えられます。

「これってオワハラかも?」と思ったら、
大学のキャリアセンター職員などに相談してみましょう。

また、ハラスメントの少ない環境を就職先に選ぶことも
オワハラを予防するうえで大切です。

例えば、法律事務所は比較的ハラスメントが少ないです。

※参考までに・・・

法律事務所にパワハラが少ない理由

法律事務所にセクハラが少ない理由

 

 

皆さまには「選ぶ権利」があります。

オワハラに屈しないで、就活に励んでくださいね!

 


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