「悪意」は悪い意思で、「善意」は良い意思じゃないの?
一般的には、
「善意」は良い意思、「悪意」は悪い意思
とされます。
しかしながら、
法律の世界における「善意」「悪意」は
日常用語とは大分異なります。
法律上、「善意」とは、
ある事情を知らないことをいいます。
そして、「悪意」は、
ある事情を知っていることを意味します。
法律の世界における「善意」「悪意」には、
いかなる道徳観や倫理観も含まれていません。
あくまで、事実としての知・不知を問題とするのみです。
※中には、「悪意の遺棄」が離婚事由になるという場合のように、
日常用語と同じような意味で使用されることもありますが、
条文に「善意」「悪意」とある場合は、
基本的に「知っている」「知らない」の意です。
このように、
法律用語は日常用語と異なる意味であることがあるので注意が必要です。
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