裏紙を再利用することにはこんなデメリットも!
法律事務所では、紙を使用する機会が多いので、
ミスコピーなどが発生することも多々ありますが、
そのような「裏紙」を再利用するのは、控えたほうがよいでしょう。
たしかに、裏紙の利用は資源の無駄遣いを防ぎ、
経費の削減に資するというメリットがあります。
しかし、法律事務所で扱う文書には、
依頼者の極めてプライベートな内容の情報も多々含まれており、
文章の内容によっては「守秘義務」との関係で問題があります。
裏紙として用いたあとそのままゴミ箱に捨ててしまうと、
情報が漏えいしてしまう危険性があります。
また、ファックスを送る際に、
表裏逆に送信してしまうなどのミスも考えられます。
仮に裏紙にして差し支えない紙とそうではない紙を
区別するボックスを設けていたとしても、
誤って分別してしまう可能性はあります。
経費削減の面についても、
紙をホッチキス止めしてたりするとプリンタの故障の原因になったりして、
余計に修理代がかかったりしてしまうことも考えられます。
そうすると、結局メリットよりデメリットのほうが大きいと考えられますので、
裏紙はなるべくなら再利用しないほうがよいと私は考えます。
ただし、裏紙の再利用について最終的な責任を負うのはあくまで雇用主である
弁護士なので、弁護士の指示を仰ぐようにしましょう。
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